12月12日、サンティアゴ - バリアシオ - サンティアゴ 今日は私たちの旅の中で最もリラックスした日でした。贅沢な睡眠をたっぷりと取って8時に起床し、その後ゆっくりとした朝食を楽しみました。ガイドが車を手配してくれて、午前11時に出発し、美しい景色を見ながら2時間のドライブを楽しみました。
午後1時頃、にぎやかな港町バリアシオに到着しました。多くのカモメが飛び交い、海獣がビーチで日光浴をしたり、時折吼えたりする姿が見られ、活気ある雰囲気がすぐに感じられました。ここでは波が非常に強いため、写真を撮るために近づきすぎるのは避けた方が良いでしょう。
昼食は、チャーミングな海辺のレストラン「Restaurant Bote Salvavidas」でいただきました。新鮮な魚介類とエビを味わいながら、波の音と愉快なカモメの鳴き声が心地よい背景となりました。
昼食後、ガイドが美しい坂道を歩くように案内してくれました。最初に訪れたのはパセオ・ユグロボス広場で、市全体の壮大な景色と爽やかな海風を堪能しました。曲がりくねった通りや路地を歩いているうちに、ますますカラフルな落書きに出会いました。可愛らしい小さな家々からカラフルな壁画、そして野生の花々まで、色とりどりの爆発的な色彩が魔法のような、まるで童話の世界のような雰囲気を作り出していました。
さらに上へ登ると、カラフルな家々、複雑な落書き、そしてアートギャラリーが目に入りました。古いスタイルのケーブルカーが線路上を揺れながら走る様子は、往時の雰囲気を醸し出し、時間が止まったかのような感覚を覚えさせます。街の上の方は色とりどりのモザイクで彩られ、下の方は落書きのキャンバスとなっています。それぞれのストリートアートは想像力の爆発であり、誇張された表情と鮮やかな色彩で、この街にダイナミックなエネルギーを注入しています。
ここで、パブロ・ネルーダがバリアシオをこう表現した理由がわかるでしょう： 「あなたはそんなにばかげていて、そんなに狂っていて、そんなに不合理で、一度も髪をきちんととかしたことがなく、服をまともに着たこともない」と。
最後の訪問先は、詩人ネルーダの旧居で、緑豊かな中にある5階建ての赤い建物で、海と春の花々が見える素晴らしい眺めが広がっています。このような詩的な生活を羨ましく思わずにはいられませんでした。詩人という仕事は素晴らしいもののように感じられます。特にノーベル賞受賞者である政治家でもある場合、なおさらです。
午後5時40分頃に車に戻り、サンティアゴへ戻りました。ケーブルカーが午後7時30分まで運行している間にセロ・サンクリストバル山麓に到着して、サンティアゴとアンデス山脈のパノラマビューを楽しもうと思っていましたが、市内の交通渋滞が予想外にひどく、到着したのが7時35分で、ケーブルカーはすでに運行を終えていました。
しかし、意気消沈することなく、私たちは4キロの登山を決意しました。約1時間かけて登り、見事な夕焼けとマリア像を堪能しました。4キロの下りも同様に充実しており、深い満足感を感じました。
